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[くらしの安心安全ABC]裏話 Vol.33号

みなさま、こんにちは。
ライターのMasanori Hasegawa ことマーサです。

今号でも国立歩記の裏表紙右上に、
「くらしの安心安全ABCを掲載しています

aintnobathroomwarmenough

その時期、身のまわりで気をつけたいこと
有名な曲のタイトルやフレィズとともにお知らせ。
*同時にすこし英語に触れる機会にも。

今号(Vol.33・冬号)では、冬の寒い季節に向けて、
最近増えているという《ヒートショック》をテーマに。

選曲はずいぶん悩んだのですが、編集部のみなさんにも
助けていただき、’Ain’t No Mountain High Enough’ に決定!
(きっと聴いたことがある1960年代モータウンの名曲のひとつです)

この曲は映画「天使にラヴ・ソングを 2」でも使用されたため、
きなこさんには、Woopie Goldberg(ウーピィ・ゴールドバーグ)
扮装してもらいました(笑)
*「天使にラヴ・ソングを」シリーズで、日本でもゴスペルの
認知度がだいぶ上がった、とも。

映画ではエンディングで使用されていますね。
下記の映画ポスター写真をクリックするとYouTube 映像が観られます。

Woopie Goldberg & Cast w/ ‘Ain’t No Mountain High Enough’
sisteract2-poster

この曲のタイトル、すこし英語としてはむずかしいかもしれません。
Ain’t(口語でよく使われるBe 動詞の否定形)+No とあるので、
「二重否定=肯定」と勘違いされるかも!?
この場合は、ain’t でno をより強調する決まったフレィズ
と頭の片隅に置いておくと英語の会話で使えます。
(実際、よく使われます)
*The Rolling Stones の大ヒット曲で有名な
 '(I Can’t Get No) Satisfaction’ も同様に二重否定ではありません

曲名を直訳すると「高すぎて登れない山なんてない」。
要するに「どんな困難も乗り越えられる」(意訳:マーサ)
というような意味合いになります。

今回は、この曲名をもじって、ヒートショックのテーマに合うよう
「十分暖かくなっているお風呂場なんてないよ」としましたが、
じつはちょっと英文としては苦しいのです(笑)。
すこし強引に当てはめてみました。

オリジナルは、1960年代を中心にアメリカのブラック・アーティストたちの
隆盛を誇ったモータウン・レーベルに所属していた
Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)とTammi Terrell(タミー・タレル)による
デュエットで、1967年にTop 20 入りするヒット曲に。
そののち、1970年にはDiana Ross(ダイアナ・ロス)が
ソロとしてカヴァし、全米No.1 ヒットに輝きました。
そして、ずっと歌い継がれている大名曲として、
いまでもよくラジオ・TV・映画などで使われています : )

歌い継がれる名曲には、それに値する魅力・普遍性が備わっています。
いやー、曲名にもなっているフレィズを含め、ほんとうに良い曲です◎

オリジナルとナンバー1 を獲得したヴァージョンも
下記にご紹介しておきますね!
*どちらにもYouTube 動画のリンクを付けておきます。

[オリジナル]
Marvin Gaye & Tammi Terrell ‘w/ ‘Ain’t No Mountain High Enough’aintnomountainhighenough01

[US No.1 ヒット]
Dianna Ross ‘w/ ‘Ain’t No Mountain High Enough’
aintnomountainhighenough02


[くらしの安心安全ABC]裏話

みなさま、こんにちは。
ライターのMasanori Hasegawa ことマーサです。

国立歩記の裏表紙右上にVol.27(2014・夏号)から
「くらしの安心安全ABC」を掲載しています。
みなさまの目に留まっているでしょうか。

aruki-abc201412224-01

このコーナーでは、その時期、身のまわりで気をつけたいこと
有名な曲のタイトルやフレィズをすこしもじって掛け合わせ、
お知らせしています。
*同時にすこし英語に触れる機会にも。

今号(Vol.29・冬号)のテーマは、乾燥する冬の時期、
火の元にはくれぐれもご注意を。

そして、掛け合わせた曲はこれ。
John Lennon & Yoko Ono w/ ‘Happy Xmas (War Is Over)’
http://youtu.be/S84RLgnz7Rs

*ちなみにこのプロモーション クリップの最後に出てくる
 ガンジーさんの言葉は大切な教訓ですね。

aruki-abc201412224-02

さて今回、曲はすんなり決まったものの、すこし難航。
この曲で唄われているフレィズ
“War is over if you want it.”(ポスターも有名)を
YEAR is over if you DON’T want it. にし、
「時は過ぎゆく、無常にも」のような感じはどうだろう、と
提案し、編集部で話し合ったところ、
「ちょっと寂しい感じがする」という意見が。
*個人的には「時は流れていくもの」という英語表現に
使えそうだなぁ、と単純に。

その一方、「ニャン太がコミカルに演じれば楽しいかも」という意見も。
結果、きなこさん(ガールフレンド)にデレデレしている
ドジ ニャン太くんに決まりました。
みなさんは、こうならないよう気をつけましょうね!

こんなふうにして、このイラストや文言が決まったのです。

そして、この曲からは、いろんなことを学んだり知ったり
できるので、すこし書いておきますね。

・over は現在形で使われても「〜が終わった」という意味
・Xmas は省略形ではありません
(”X’mas” という表記、ときどき見かけます)
・「どんなひとにも楽しいクリスマスが訪れますように」という
願いが込められている

などなど(まだまだあります!)。

そうそう、これからクリスマス カードを書くひとがいれば、
Merry Xmas! かHappy Xmas!(Xmas は”Christmas” でもOK)と。
ただし、Happy Holidays の方が相応しいこともあります。

ついでに、年賀状の英文挨拶には、Happy New Year と。
先頭にA は不要です(Happy Birthday と同じ感覚)

長くなりましたが、最後はこの曲のフレィズで締めましょう。
A very Merry Xmas and a Happy New Year.
Let’s hope it’s a good one without any fear.
[ぜひ たのしいクリスマスを。そして良いお年を。
どうか心穏やかに 過ごせますように](訳:マーサ)

来年もどうぞよろしくお願いいたします。