投稿者「サミー」のアーカイブ

今年も開催!パタパタと夏を呼ぶ「国立うちわ市2018」

国立にいち早く夏の訪れを告げるアート展「国立うちわ市」が今年も開催されます。

ニャン太生みの親、ひらまつみわさんのうちわ

国立ゆかり(在住、出身、等)。総勢25人の絵本作家、イラストレーター、落語家、銭湯絵師等の手描きのうちわ約80本が木造、畳敷きのギャラリービブリオを埋め尽くします。

築約半世紀の木造家屋をそのまま利用した、畳敷きの心地良い会場は、まさに昭和テイスト。
そこに「うちわ」と来たら、もう最高の組み合わせですね!

うちわ面の、あの小さなスペースに凝縮されたアートの数々。クオリティの高さはさすがです。
でも「うちわ」なんですよ〜。肩肘張らず、気軽に鑑賞できるのが嬉しいところ。

作家さんが在廊していることも多く、もしかしたら制作裏話も聞けるかもしれません!?
お気軽に足をお運びください。

ギャラリービブリオ店主ブログでは、出品作を随時更新中なので要チェックです。
見るだけで涼しい風が感じられそうですよ。
・蕃茄庵日録
http://d.hatena.ne.jp/banka-an/20180515

◉国立うちわ市2018
6月14日(木)~26日(火)
11時~19時 水曜(20日)定休
入場無料

ギャラリービブリオ
国立市中1-10-38
電話・FAX:042-511-4368
https://www.gbiblio.jp/

MAP
https://goo.gl/maps/NR1LQTci77B2


”宇宙”を体感できるポップさにびっくり!前田常作マンダラ展

明窓浄机館公式サイトより

現在開催中の「前田常作・観音マンダラ 花と星座」展。
南養寺大悲殿観音堂で、大晦日にだけ公開される天井画64枚のうち、花と星座(宮)をテーマにした18枚をリトグラフにしたものが展示されています。

前田常作(1926~2007)は初期には抽象表現による社会派的作品、又は生命への洞察を通した作品を描きましたが、その後、宇宙的観想世界や仏教マンダラの世界をテーマにした作品を描き続けました。

その最後の作品とも言えるものが南養寺大悲殿(観音堂)の天井画です。
晩年になり、国立市内の南養寺より依頼され、また国立の人々も切望する中、平成17年春、境内の観音堂に64枚の天井画を描き上げました。

第二次世界大戦中、学童疎開児や戦災孤児のために堂内で煮炊きをしていたせいで、天井が真っ黒に煤けてしまい、残念に思っていた住職と「国立の自然と文化を守る会」の働きかけで、国立市在住で元武蔵野美術大学学長の前田氏が天井画を描くことになったそう。

お寺に奉納されたマンダラと聞くと、枯れた渋い画だと思ってしまいますが、前田氏のそれはとてもポップ!
モチーフが占星術でおなじみ12星座だったり、レインボーカラーを駆使した色づかいなど、とても現代的なタッチでわくわくしてしまいます。
これらが天井いっぱいに広がっている観音堂は、まるで宇宙への入口のよう。
大晦日が待ち遠しくなる展覧会です。

◉前田常作・観音マンダラ 花と星座
http://meisoujoukikan.net/event
~2018年7月28日(土)

明窓浄机館(めいそうじょうきかん)
国立市中2丁目4−3
開館:10:00~17:00/日曜・祝祭日休
入館料:100円(中学生以下は無料)

Map
https://goo.gl/maps/ahUwwkR5dgn


関頑亭展-愛すべきマルチクリエーターの足跡

国立駅南口すぐ、たましん歴史・美術館で7月1日まで「99歳-彫刻家・関頑亭-声字実相義 耳で見つめ、目で聴く-」を開催中です。

頑亭氏は、国立市民ならみんな知っているこれ↓をデザインした人です。

国立市章

宝仙寺(中野区)の仁王門像を製作したり、途絶えていた仏像の製造方法「脱活乾漆(だっかつかんしつ)」を復活させたりと、仏像彫刻家として有名な頑亭氏ですが、展示会場は10代の時に描いたパステル画から、出征先の中国で描いた小さなスケッチ画、さまざまな素材で創られた彫刻、果ては建築までと、バラエティに富んでいてどこから見ても楽しめる構成になっています。

《寒山》1982年

《拾得》1982年

山口瞳氏のエッセイには「ドスト氏」というキャラクターで登場していたので、そのイメージが強い人もいるかもしれません。
その個性ゆえ、地元(の主に飲み屋)にもさまざまな伝説(?)を残し、存在そのものがアートと言っていい頑亭氏、白寿の足跡をぜひご堪能ください。

・6/15発行『国立歩記』43号でも関頑亭氏を取り上げています。

◉「99歳-彫刻家・関頑亭-声字実相義 耳で見つめ、目で聴く-」
たましん歴史・美術館
7月1日(日)まで 
午前10時~午後6時 (入館は30分前まで)
月祝休館
入館料・300円(中学生以下無料)

http://www.tamashin.or.jp/r_bijutsu/exhibition.html


全バックナンバーをwebでご覧いただけるようになりました!

みなさまに愛されて、10年目に突入した『国立歩記』。
創刊号から全ての号をwebでご覧いただけるようになりました!

・国立歩記バックナンバー
http://kunitachiaruki.jp/?cat=21

↓今とはちょっと雰囲気が違う創刊号!

国立歩記創刊号

タイムスリップ気分で、懐かしいあの店や、あの人、あの景色を楽しめるのはもちろん、
まだまだ使える情報がいっぱいなことにびっくりです。

なにより、小さなこの市にたくさんの素敵がギュッと詰まっていることを改めて確認できます。

10年間ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。


新緑の中でハープを--兼松講堂コンサート 『吉野直子の華麗なハープの世界』 

桜の季節は終わってしまいましたが、夏に向けて、緑がどんどん深くなる国立の街もとても素敵です。
大学通りの葉桜を楽しみながら、一橋大学 兼松講堂でハープのコンサートなどいかがでしょう?

設計者・伊東忠太が、ロマネスク様式の中に愛らしいクリーチャーを潜ませた兼松講堂は、1927年築の有形文化財。
ハープの幽玄な響きがこれほど似合うホールは、そうは無いのではないでしょうか。
12年ぶりの吉野直子さんの公演に、怪物たちも聞き惚れるはず!?

◉第32回 くにたち兼松講堂 音楽の森コンサート
『吉野直子の華麗なハープの世界』 

ハープ独奏…吉野直子
管弦楽…兼松講堂シンフォニエッタ
指揮…高井優希
ナビゲーター…西原 稔(桐朋学園大学音楽学部教授)

2018年5月13日(日) 14:00開演 (開場 13:15)

会場:一橋大学兼松講堂(JR国立駅南口 徒歩7分)
前売券:S席 4,500円(指定)/A席3,500円(自由)/学生券 1,500円(自由 ※30歳未満。入場時に学生証の提示を求めることがあります)
・当日料金は500円増

■お問合せ/主催者事務局 TEL:090-8495-4582
http://jfn.josuikai.net/circle/josuiconcert/


滝田ゆうと国立


3月25日まで弥生美術館(東京都文京区)で開催中の『昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展』
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html

子供時代を過ごした、戦前の東京向島の私娼街「玉の井」を舞台にした私小説的漫画『寺島町奇譚』シリーズはもちろん、丸刈り頭の福々しい体に着流し・下駄履きという、作風そのままのレトロチックなキャラクターで、後年はタレントとしても活躍していた滝田氏。
1970年に富士見台第三団地に引っ越してから、1990年に亡くなるまでの20年間は国立市民でもありました。

作家・山口瞳氏の小説をマンガ化したり、国立東のギャラリーESOLA(現在は休業中)での絵画展に参加するなど、地元(と、その酒場?)を愛した滝田氏。

特に、晩年のエッセイ漫画『泥鰌庵閑話』は、三角屋根の旧駅舎などが出て来るなど、”昭和の国立”がそのまま詰まっている一作です。

展覧会の図録『滝田ゆう 昭和×東京下町セレナーデ』(平凡社)は書店でも手に入るので、ぜひお手にとってみてください。

http://www.heibonsha.co.jp/book/b325583.html

◉『昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展』
~3月25日(日)月曜休館 
午前10時~午後5時 (入館は4時30分まで)
一般900円/大・高生800円/中・小生400円

弥生美術館
東京都文京区弥生2-4-3
 03(3812)0012


天神さんのもうひとつの梅-蝋梅

谷保天満宮に若者の姿が増えると、受験シーズンを実感させられます。
受験生やご家族のみなさまには、ここ一番でベストが尽くせますようお祈り申し上げます。

谷保天満宮の早春の風物詩といえば、梅の花もそうですね。
梅林に紅白いろとりどりの花が咲き誇るのももうすぐです。

実はもうひとつ梅の花があるのはご存知でしたか?

黄色くてとても良い香りのする「蝋梅(ロウバイ)」が、境内の端っこに1本だけあるのです。
普通の梅よりもちょっと早く咲き始めるので、今頃は満開!…のはずなのですが、このところの寒波のせいか、今年は色も香りも芳しくありません。
満開になる前に枯れ初めているようにも見えてちょっと残念です。

名前の通り、ロウでできたような花弁が珍しい蝋梅。
お参りや散歩のついでにでも、地味だけど愛らしい”春告げ花”をぜひ愛でてあげてください。

ここにあります


『関敏作品 くにたちMAP』配布中です

国立ゆかりの石彫家・関敏(せき びん)氏の、市内で見られる作品を網羅した『関敏作品 くにたちMAP』ができました。

以下のところで無料配布中です。

〈主な配布場所〉
・くにたち市民芸術小ホール
・国立市役所
・くにたち郷土文化館
・くにたち市民総合体育館
・nonowa国立
・北市民プラザ
・南市民プラザ
・国立市役所保健センター
・くにたち中央図書館

ポケットサイズなのに、広げるとB3(364x515mm)大になるという、とても扱いやすい大きさです。
散策のお供にぜひどうぞ。

谷保天満宮の「座牛」や、芸小ホール前の「襞」……。あの石像に込められた、敏さんの”楽しい企み”とは!?
作品の解説はもちろん、直接うかがった創作エピソードもたっぷり詰まっています。
難しそうな芸術がとても身近に感じられるマップ、ぜひお手にとってみてください。


座牛

◉公益財団法人 くにたち文化・スポーツ振興財団
https://www.kuzaidan.com/blog/20171226-k01/


今年も豊作!「国立市農業まつり」

天下市が終わっても、国立の秋はまだまだこれから!
11月11日(土)、12日(日)、国立市役所・谷保第4公園(ゴリラ公園)エリアで「第40回農業まつり」が開催されます。

毎回大人気の新鮮野菜即売会はもちろん、ふかし里芋やけんちん汁の無料配布においしいフード出店、イベントなど盛りだくさんの2日間!
澄み渡る秋空の下、豊かな大地の実りを五感で味わいたいですね。


ゴリラ公園は紅葉も見ごろ(2016年の様子)

11日(土曜日)
野菜果物等の直売
品評会
無料配布:パンジー・ビオラ、けんちん汁、苗木(オリーブ、ブルーベリー等)
農産物市民審査
藁によるワークショップ

12日(日曜日)
野菜果実等の直売
品評会
無料配布:パンジー・ビオラ、谷保のふかしサトイモ
藁によるワークショップ
消防団による出店(大根の煮物)
国立市商工会女性部による飲食出店(フライドポテト・サツマイモ、コーヒーなどの喫茶)
国立市保健センターによるミニ栄養講話/詳細は国立市保健センター(内線506)にお問い合わせ下さい

両日
農業委員会の活動展示と体験水田の写真展示
国立市商工会による飲食出店 :国立市商工会青年部、ソウル家、Cafeここたの、ぶちえらい、からあげIBUKI、もうまてん
国立市議会広聴委員会による国立市議会意見交換会/詳細は国立市議会事務局(内線271)にお問い合わせ下さい


名物、くにたち野菜でできた「宝船」!
(12日にはこの野菜が配布されます)

◉第40回農業まつり
http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/sangyo/event/1465447599418.html

お問い合わせ:都市整備部 南部地域まちづくり課 農業振興係
電話:042-576-2111(内線:345、346)


この秋もいい湯加減♨︎ 銭湯絵師 丸山清人個展

ギャラリービブリオさん秋の名物展覧会、「銭湯絵師 丸山清人個展」が9月22日から始まります。

丸山清人さんのペンキ絵

現在は3人しかいないという銭湯のペンキ絵師。これはもう人間国宝でしょう!
原画やグッズの販売はもちろん、24日14時からはライブペインティングもあります。
その他にも丸山さんが在廊している日があるそうなので、いろいろ伺ってみてください♨︎
(詳細はギャラリービブリオ公式サイトで)

「銭湯絵師 丸山清人個展 2017」
9月22日(金)~10月3日(火)(水曜休廊)
11:00〜19:00
入場無料

◉ギャラリービブリオ
東京都国立市中1-10-38
電話・FAX:042-511-4368
https://www.gbiblio.jp/


今週末は「谷保らぼ夏まつり2017」!

8月20日(日曜日)、谷保天満宮で「谷保らぼ夏まつり2017」が開催されます。

「谷保らぼ」は本町商店会のこと。
国立市内で実際にお店を経営しているオーナーさん達が力を入れている夏祭りなので、普通のそれとはちょっと違う趣向が楽しめます。毎年楽しみにしている人も多いのでは!?

今年も境内をフルに使って
・御朱印帳ラリー
・ミニトレイン
・飲食ブース

などが楽しめます。
さらに、豪華商品が当たる大抽選会もあるそうですよ!

生い茂った木々や湧き水のおかげで、ひんやりと涼しい谷保天さん。
涼みがてらお出かけください。

日時●8月20日(日)11時〜15時 
※雨天決行(一部中止になるイベント有)

会場●谷保天満宮
交通●JR南武線「谷保」駅より 徒歩約5分
料金●入場無料


石彫とはまた違う作品たち…『関敏 展』開催中

ただいま、国立の画廊 岳で『関敏 展』を開催中です。

石彫家として半世紀以上活躍されたあと、ノミを鉛筆に替えて、改めて”表現すること”を楽しんでいらっしゃる関氏。
今回の個展は、水彩を使ったやわらかなタッチの海外スケッチ作品を中心に構成されています。

この春、編集部が取材でお邪魔した時も、スケッチ仲間のみなさんと集まって和気藹々とされていた関氏。今年で87歳ですがまだまだ素敵な作品を見せていただけそうです。
ぜひおでかけください。

敏先生はお元気でしょうか?
そんなご心配のお声をききます、
とてもお元気でいらっしゃいます、
個展を開催します、
どうぞご来廊下さいませ。
     画廊岳 佐野佳世

http://kunimachi.jp/event/gaku-29/

◉『関敏 展』
2017年6月16日(金)~22日(木)
11:00~18:00(最終日17:00まで)

画廊 岳(東1-14-17)
TEL:042-576-9909
http://garogaku.com/