関頑亭展-愛すべきマルチクリエーターの足跡

国立駅南口すぐ、たましん歴史・美術館で7月1日まで「99歳-彫刻家・関頑亭-声字実相義 耳で見つめ、目で聴く-」を開催中です。

頑亭氏は、国立市民ならみんな知っているこれ↓をデザインした人です。

国立市章

宝仙寺(中野区)の仁王門像を製作したり、途絶えていた仏像の製造方法「脱活乾漆(だっかつかんしつ)」を復活させたりと、仏像彫刻家として有名な頑亭氏ですが、展示会場は10代の時に描いたパステル画から、出征先の中国で描いた小さなスケッチ画、さまざまな素材で創られた彫刻、果ては建築までと、バラエティに富んでいてどこから見ても楽しめる構成になっています。

《寒山》1982年

《拾得》1982年

山口瞳氏のエッセイには「ドスト氏」というキャラクターで登場していたので、そのイメージが強い人もいるかもしれません。
その個性ゆえ、地元(の主に飲み屋)にもさまざまな伝説(?)を残し、存在そのものがアートと言っていい頑亭氏、白寿の足跡をぜひご堪能ください。

・6/15発行『国立歩記』43号でも関頑亭氏を取り上げています。

◉「99歳-彫刻家・関頑亭-声字実相義 耳で見つめ、目で聴く-」
たましん歴史・美術館
7月1日(日)まで 
午前10時~午後6時 (入館は30分前まで)
月祝休館
入館料・300円(中学生以下無料)

http://www.tamashin.or.jp/r_bijutsu/exhibition.html