「Play Me, I’m Yours KUNITACHI 2018」その後…

2018年、国立のまちなかに置かれた10台のピアノから生まれる音楽と
人々の賑わいを生み出した『Play Me, I’m Yours KUNITACHI 2018』は
桜の開花とともにはじまり、桜が散る中で幕を下ろしました。

暮らす人、訪れた人、音楽を奏でた人がみな
「素晴らしい時間だった」と口をそろえるこのアートイベント。
アマチュアからプロの演奏家
昔ピアノを習っていた人
ピアノを習いはじめたばかりの子ども
弾いていく人、聴いていく人
そのとき、その瞬間に居合わせた人の数だけ
新しい物語が生まれていきました。

国立駅前のオーディオユニオンや、国立音楽大学があった時代から
「音楽のまち」と呼ばれて久しいかつての国立の姿を想起する人も。

会場の一つとなった、国立駅前のJR国立ビルでは、
ディスクユニオン(元オーディオユニオン)の跡地を、
国立の建築事務所『ノウサクジュンペイアーキテクツ』がリノベーション。
ピアノを囲んだ小劇場のような、音楽と人々の溜まり場を創り出していました。

谷保第三公園では、まるで遊具のひとつのように、
子どもたちが順番を譲り合ってピアノを弾き合う
微笑ましい光景も。

旭通りレディーススポットで、音楽家のピアノ演奏に合わせて
絵本の読み聞かせを行っていたのは、
本と街をテーマに活動する『国立本店』。

国立本店では、このイベントをきっかけに
「子どもの頃に家で弾いていたピアノに再会する」という
奇跡のストーリーがあったそうです!

このとき、絵本の読み聞かせを行っていたデザイナーの吉野さんは
国立本店のメンバーであり、小さな頃から国立に暮らしていました。
国立本店に割り振られたピアノの小さなキズに見覚えがあり
よくよく調べてみると、昔家で弾いていたピアノだということがわかったのです。
(小さな頃にこのピアノで遊んでいる写真も残されていました)

国立本店では、この偶然の再会や
『Play Me, I’m Yours KUNITACHI 2018』に関わった人々を
一冊の本にまとめて、今年9月に発行する予定です。

「国立だったからこそ実現できたことも多くあります」
主催のくにたち文化・スポーツ振興財団とともに
イベントの進行をつとめた『株式会社と』の洪華奈さんは、そう振り返ります。

もう一度の開催を望む声も上がる中、
これからの新しい「芸術と文化の街、国立」は
どのような光景を見せてくれるのか、楽しみになってきました!



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Play Me, I’m Yours KUNITACHI 2018 公式
http://streetpianoskunitachi.tokyo