こんにちは。
”Art & Music” コーナー担当ライターのマーサです。
「石州流盆石」
さて、みなさま読めるでしょうか。
「せきしゅうりゅうぼんせき」と読みます(ぼくも今回知りました!)。
「盆石」とは黒漆塗りのお盆に、自然石や砂を用いて風景を表現する伝統芸術。
約千年の歴史を持つ盆石の古来の伝統、技法は脈々と諸流に受け継がれており、
そのひとつが「石州流盆石」です。
黒漆のお盆に、匙(さじ)・篩(ふるい)・鳥の羽で砂や小石で撒(ま)くことで
つくられる自然の風景が表現されます。
遠く江戸初期に源を発する「石州流盆石」の本拠地が
現在、国立市にあるというからビックリ!
世襲制でなく代々高弟が家元を継承するため家元の居住地が本拠地になり、
現八世家元・淺井涛子氏が国立在住のためだそう。
流派全体の作品展は定期的に有楽町・交通会館(東京都内)で開かれてきましたが、
八世家元・淺井涛子氏の地元・国立で淺井氏と直弟子の作品展が開催されることに。
国立での作品展は今回が二度目。
また、会場に淺井氏と社中(直弟子)による盆石の作品を展示し、
「席打ち」というその場で作品を作る伝統の妙技も観客に披露されるそう。
「保存できない」「運べない」芸術、石州流盆石の世界を、
いわば「本拠地」・国立の[おうちギャラリー]ギャラリー ビブリオさんにて
楽しめる貴重な機会となります。
開催期間はわずか3日、5/27(土)〜29(月)です。
詳細・お申込みなどは、こちらへ。