養蜂家15人=はちみつ1トン

6号でご紹介した谷保の佐伯有行さんのミツバチ農園に、
学生たちと一緒にお邪魔しました。 
40本の梅ノ木林のはずれに置かれた養蜂箱は4つ。

「7年前からはじめて、今年はやっと8箱になるはずだったのだけど、去年の夏、突然、女王蜂がいなくなってしまったんだよ」

世界中で危機感がつのるミツバチの生態系、佐伯さんのところでも原因はわからず。なにしろ日本では玉川大学に唯一、研究室があるくらいで、行政も学問の世界でも国内の研究はあまり進んでいないのです。

まずは刺されないように煙でいぶして

まずは刺されないように煙でいぶして

ひと箱に4万~5万の働き蜂が理想

ひと箱に4万~5万の働き蜂が理想

互いに情報交換して、まっすぐ蜜源に飛ぶ

互いに情報交換して、まっすぐ蜜源に飛ぶ

 

 

「でも今年は女王蜂を増やしたからね。なんとか蜜もとれはじめた。地域に花がいっぱいになれば、ミツバチも増えていく。いつか、国立じゅうで1トンのはちみつを生産して、地域産業にするのが僕の夢なんだよ」  

ミツバチを飼う人が10~15人いれば、それは現実になるかも!

「くにたち花の種まきプロジェクト」、なんてワクワクしますね。今年は佐伯さんを講師に国立歩記×一橋学生で「まちかど教室」もぜひやりたい。どうぞお楽しみに!