冬の谷保大根は、まるで芸術品のよう。
すらりと白い根元、美しい放射状に伸びる葉っぱ。
ひとくち齧れば、口の中にじわっと広がるみずみずしい甘みにも、谷保の農家さんのこだわりがぎゅっと詰まっています。
「国立歩記vol.37」では、大根を葉っぱからしっぽの先まで
まるごと味わえるレシピを紹介しています。
レシピ制作にご協力いただいたのは、「谷保のちむにぃは小川さん家」の小川陽子さん。
谷保の野菜や農家さん、食べる人への愛情がこもった、あたたかい手料理が評判のお店です。
ブログでは、取材スタッフが「美味しい!」と感激したピクルスのレシピと、
大根の葉っぱや茎まで残さず美味しくいただける
「大根菜飯」「大根ステーキ 葉っぱの甘辛炒めソースがけ」のレシピを紹介します。
【甘酢液(保存用)】
砂糖……50g
米酢……125g
塩……少々
誌面では、この甘酢液を使った「大根皮の中華風なます」を掲載しています。
※誌面上にて、甘酢液の材料に誤りがありました。
誌面では「塩50g、米酢125g、塩少々」となっておりますが、
正しくは「砂糖50g、米酢125g、塩少々」です。
ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
この甘酢液、なますやピクルスだけでなく
ふっくらご飯に合わせて、酢飯にしても絶品です。
つくり置きしておけば、手巻き寿司や、ちらし寿司などにも大活躍!
【大根の甘酢ピクルス(3~4人分)】
大根の甘みがぎゅっと詰まった、お箸が止まらなくなるピクルスです。
材料
大根の身(下ごしらえ済み)……4個
水……25cc
甘酢液……50cc
作り方
1.水と甘酢液を鍋に入れ、煮立たせてピクルス液を作る。
2.ピクルス液が冷めたら、いちょう切りにした大根の身を漬けて一晩置く。
【大根菜飯(3~4人分)】
しゃきっとした茎の歯ごたえと、かつお節の香りがそそります。
材料
炊いたご飯……3~4膳
大根の茎……大根1本分
かつお節……適量
しょうゆ……適量
作り方
1.大根の茎から葉っぱを取り除いておく。
2.鍋にお湯を沸かし、茎をさっと茹でる。
3.しんなりしたらザルにあげ、冷めたら細かく刻む。
4.ボウルに茎、かつお節、しょうゆを加えて混ぜる。味を見ながら、かつお節としょうゆを足していく。
5.ボウルにご飯を加えて混ぜ合わせる。
【大根ステーキ 葉っぱの甘辛炒めソースがけ(3~4人分)】
葉っぱのソースが決め手、食べ応えたっぷりの大根ステーキ!
材料
大根の身(下ごしらえ済み)……4個
大根の葉……大根1本分
小麦粉……適量
サラダ油……適量
しょうゆ……大さじ2
酒……大さじ1
みりん……大さじ1
砂糖……少々
水……大さじ2
作り方
1.大根の身の両面に、薄く小麦粉をつける。
2.油をひいたフライパンを中火であたため、大根の両面に焼き色をつける。
3.しょうゆ、酒、みりん、砂糖、水を混ぜ合わせ、大根にまわしかける。
4.汁を煮立たせながら大根に絡め、汁は残したまま大根のみを取り出して、皿に盛る。
5.鍋にお湯を沸かし、大根の葉をさっと茹でて、ザルに上げる。
6.大根の葉が冷めたらみじん切りにする。フライパンに加え、中火で汁に絡めながら甘辛いソースを作る。
7.葉っぱのソースを、皿に盛った大根にかける。
最後に、レシピを制作してくださった小川陽子さんのお店を紹介します。
谷保のちむにぃは小川さん家
テイクアウトの焼き鳥、手作りの料理がふるまわれるカラオケや宴会場が人気。
国立市富士見台1-10-48 小川ビル
☎︎042-575-3780 [OPEN]13:00〜24:00
※提供内容により営業時間が異なりますので、お問い合わせください。