「プラスチックとうまく付き合う、を考える展示」トークショー!(8/11 17:00〜)

プラスチックとの《うまい付き合い方》を考えてみませんか?

最近、プラスチックごみの話をニュースなどで耳にすることが増えてきました。
私たちの生活に欠かせないプラスチックと、どう付き合っていけばいいのだろう?
そのような思いから、この問題ついて多くの人と一緒に考えるため、学生3人で展示を行うことにしました。
トークショーでは今回の展示を行うことになった経緯や、作成の裏話など、たっぷりお話しします。
また、プラスチックとうまく付き合っていくために、私たちにできることも分かち合えるような時間にできたら、と考えています。

環境問題は良くわからない、という方から、何か自分にできることを知りたい、という方まで、みなさまのご参加、心よりお待ちしております!

【トークショー】
8/11(日)17:00〜19:00
入場無料

【場所】
cafe & bag chuff(シャフ)
国立市東1-16-29ハーツ国立2F [map]
http://www.chuff.co.jp/
tel 042.505.5237

【企画者紹介】
青山 理沙子 東京藝術大学 デザイン科 修士1年
大学院では「ソーシャルデザイン(社会課題にアプローチする手段としてのデザイン)」についての研究を行っており、高校の同級生でSNSで様々な社会課題についてアクティブに発信していた大下と何かプロジェクトを立ち上げられないかと打診。身近で最近話題のプラスチック問題について、人々に行動改革を促すような、インフォグラフィックを用いた展示を考案。

「プラスチック問題」というと、膨大で複雑に入り組んだ問題という印象が強い。このような捉え方だと、自分ひとりのアクションが全体に与える影響はちっぽけで、意味のないように感じてしまう。そこで、今回のインフォグラフィックはあえて問題全体の構造を示すよりも、調べていた中で個人的に意外だったことや誤解していたことを、視覚的なイラストのイメージを用いて印象的に提示した。また、4枚のポスターで鑑賞者の出会う情報の流れ(起承転結)をデザインし、日常的にREDUCEというアクションに繋がるような体験となることを目指した。

大下 美倫 一橋大学大学院 社会学研究科 修士1年
小・中学生の計4年間を北アフリカのリビアで過ごす。2011年、「アラブの春」がリビアに波及、国内が内戦状態となり日本に退避。日本でリビア内戦のことよりも、情勢不安に伴うガソリン価格の高騰が騒がれていたことにショックを受ける。帰国して3週間後に福島第一原発事故が起こったことも重なり、エネルギー消費のあり方や環境について関心を持ち始める。

プラスチックの使い捨てを避けるために、日常生活からできることはたくさんある。だが頭ではわかっていていても、実際に行動に移すのは難しい。私自身、少し前まで毎日ペットボトルを買い、ビニール袋をもらう生活をしていた。しかし人間、続けてみると意外と習慣になるもの。そんな私も今では毎朝必ずマイボトルを鞄に入れ、レジで「袋はいりません」と伝えるタイミングもバッチリだ。一つ習慣になると、他のこともやってみようと思えるから面白い。この展示を見てくださったみなさまにも、今日から何か一つ始めてみようと思っていただけたら、企画者としてこれ以上の幸せはない。

古賀 勇人 一橋大学 経済学部 学部4年
学部・大学院5年一貫教育システム生で環境経済学を専攻、現在修士論文執筆に向けてリサーチ中。研究テーマは、環境保全における費用負担論。環境系の社会問題に関して何か行動を起こしたい思っていたところに今回の展示企画の話をいただき参加することに。

その他の社会問題と同様に、「プラスチック問題」も構造的に根深く、簡単に解決できる問題ではありません。しかし困難だからと言って解決不可能なわけではないと思います。一人ひとりが問題を主体的に捉え、できる範囲で行動を起こす、その積み重ねがきっと社会を変えるはず。そうした流れを促すということを意識して、主体的な認識を喚起できるような情報を選びました。