今年6月25日、富士見台団地幼児教室「風の子」の
50周年を祝う式典が開催されました。
式典には富士見台団地自治会長、事務局長、風の子のOB、国立市長も駆けつけ、
園児たちが合唱を披露した「風の子の歌」の作詞・作曲を手掛けた秋満正子さんの参加もありました。
式典のあとは、とん汁、梅ジャム、梅ジュース、炊き込みご飯、ソーセージ、珈琲が販売され、
園庭のテーブルでは、子どもと一緒に父兄もランチを楽しみ、なごやかな時間が流れていました。
50年前、「風の子」はどのようにしてはじまったのでしょうか。
時はさかのぼり、空前の“団地ブーム”が巻き起こっていた1965年のこと。
夢の団地暮らしへの期待を胸に、富士見台団地には定員の何倍もの入居希望があったそうです。
世帯数が大幅に増え、子どもも増えた団地の周辺には当時、子どもを預けられる施設がありませんでした。
そのため、3歳児保育を希望する親たちが会合を重ね、第一団地・第三団地の集会所を借りて
自主保育を始めたのが、幼児教室「風の子」のはじまりです。
以来、「思いっきり遊べる元気な子」を目標に、
富士見台団地自治会・保育者・保護者が一丸となった、自主運営・自主管理の保育が、
50年間ずっと続けられてきました。
「時代が変わっても子どもは変わらない。子どもの育ちに大切なものも変わらない。
保育者と保護者が子どもにとって大切なことはなにかを
考え学び合い保育している幼児教室の基本は、
変わることのない特徴であると自信を持つようになりました。」
ーぼくも わたしも 風の子 4ページ「五十周年をむかえて」より
広々とした緑豊かな園庭で、自由な感性で思うままに遊ぶ子どもたち。
ほどよい距離感でその様子を見守り、子どもたちと同じ目線で接する保育者の皆さん。
「風の子」で思いっきり遊んだ記憶や体験は、風の子OBたちにとってもかけがえのない思い出になっているといいます。
幼児教室「風の子」の思いが、これからの国立のまちの未来へと続いていきますように。
50周年おめでとうございます!
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国立富士見台団地幼児教室 風の子
国立市富士見台3-7
TEL&FAX:042-576-4898
(月〜金曜日9:00〜12:00/水曜日のみ11:30まで)
http://sites.google.com/site/kunitatikazenoko/